3日、中山競馬場で行われたオーシャンS(4歳上、GIII・芝1200m)は、
松岡正海騎手騎乗の1番人気
アイルラヴァゲイン(牡5、美浦・
手塚貴久厩舎)が好位の内から直線で抜け出し、10番人気
サチノスイーティーに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分08秒2(良)。さらにハナ差の3着には11番人気
シルヴァーゼットが入った。
勝った
アイルラヴァゲインは、
父エルコンドルパサー、母は
JRA3勝の
トキオリアリティー(
その父Meadowlake)という血統。02年セレクトセールにて3400万円で落札されている。04年7月のデビュー戦(新潟・芝1400m)を制すと、3戦目の
クリスマスローズS(OP)で2勝目。
マーガレットS(OP)勝ちから臨んだ05年
NHKマイルC(GI)でも3着に好走した。しかし05年
京成杯オータムH(GIII)、06年
シルクロードS(GIII)、ともに1番人気で敗れるなど、重賞で惜敗が続いていた。今年1月の
サンライズS(1600万下)では58.5kgのトップハンデを背負って快勝したものの、初ダートとなった前走の
すばるS(OP)は1番人気で7着だった。通算成績16戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の
松岡正海騎手は、
サンツェッペリンで制した
京成杯(GIII)に続く今年の
JRA重賞2勝目で通算5勝目。管理する
手塚貴久調教師は、
コンラッドで制した05年ラジオたんぱ賞(GIII)以来の
JRA重賞3勝目となった。
また、
エルコンドルパサー産駒の重賞制覇は
ビッググラスの根岸S(GIII)、
ヴァーミリアンの
川崎記念(交流GI)、
トウカイトリックのダイヤモンドS(GIII)に続き、中央地方合わせて今年4勝目となった。