1日、中山競馬場で行われたステイヤーズS(3歳上、GII・芝3600m)は、
吉田豊騎手騎乗の7番人気(単勝50.7倍)
マキハタサイボーグ(セン5、栗東・新川恵厩舎)が、中団追走から徐々に進出すると直線で抜け出し、2番人気
ネヴァブションに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分44秒9(良)。さらに1馬身差の3着には5番人気
アドマイヤモナークが入った。1番人気の
トウカイトリックは4着。
勝った
マキハタサイボーグは、
父メジロブライト、母が86年京都牝馬特別(GIII)3着の
シンミスアンサー(
その父ノーザンアンサー)という血統。叔父に87年
京都記念(GII)を勝った
シンチェスト、96年
京都記念、96年
京都金杯(GIII)を勝った
テイエムジャンボがいる。
04年9月にデビューし、05年11月の8戦目(福島・芝2600m)で初勝利。その後は長距離戦を中心に出走を続け、今年5月の
烏丸S(1600万下)を勝ってオープン入りを果たした。
宝塚記念(GI)10着、
京都大賞典(GII)7着、
アルゼンチン共和国杯(GII)9着とオープン入り後は苦戦が続いていたが、今回の勝利が重賞初制覇となった。通算成績24戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の
吉田豊騎手は
エイシンロンバードで制した
武蔵野S(GIII)に続く今年の
JRA重賞3勝目で、通算21勝目。管理する新川恵調教師は
キネティクスで制した昨年の富士S(GIII)以来の
JRA重賞9勝目となった。
また、
メジロブライト産駒は
JRA重賞初制覇。
メジロブライトは97年のこのレースを大差で圧勝しており、今回の勝利で父子制覇を達成した。