10日、京都競馬場で行われた
シルクロードS(4歳上、GIII・芝1200m)は、
幸英明騎手騎乗の3番人気
ファイングレイン(牡5、栗東・長浜博之厩舎)が、出遅れ気味のスタートから後方を追走。直線で外に持ち出すと鋭い伸び脚を見せ、11番人気
コパノフウジンに1.1/4馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは1分09秒1(稍重)。さらにハナ差の3着に5番人気
ステキシンスケクンが入った。ハナを切った1番人気
アストンマーチャンは直線半ばまで先頭も、勝ち馬から0.9秒差の10着に敗れている。
勝った
ファイングレインは、
父フジキセキ、母が
JRA3勝の
ミルグレイン(
その父Polish Precedent)という血統。伯母に95年愛
オークス(愛G1)、ヨークシャー
オークス(英G1)を制した
ピュアグレイン Pure Grainがいる。
05年9月のデビュー戦(札幌・芝1200m)、あけび賞(500万下)を連勝。3歳時はニュージーランドT(GII)2着から臨んだ
NHKマイルC(GI)でも
ロジックの2着と好走したが、レース後に右前脚種子骨の骨折が判明した。約1年の休養から復帰後、前走の
淀短距離S(OP)で約2年2か月ぶりの勝利を飾っていた。通算成績14戦4勝(重賞1勝)。
鞍上の
幸英明騎手は、昨年の
阪急杯(GIII、
エイシンドーバー)以来の
JRA重賞制覇で、通算20勝目。管理する長浜博之調教師は、06年
京都記念(GII、
シックスセンス)以来の
JRA重賞制覇で、通算26勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。