現地時間12日、米・ベルモントパーク競馬場で行われた
マンノウォーS(3歳上、米G1・芝11f、7頭立て)は、J.カステリャーノ騎手騎乗の3番人気レッドロックス
Red Rocks(牡5、英・B.ミーハン厩舎)が、3番手追走から力強く伸びると、1番人気
カーリン Curlinに2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分12秒60(良)。さらに1/2馬身差の3着に
ベタートークナウ Better Talk Nowが入っている。
今年のドバイワールドC(首G1)を制し、今回が初の芝レース出走となった
カーリンは4番手からの追走。直線ではレッドロックスとともに伸び脚を見せたが、同馬との差を詰められないまま2着。今秋は
凱旋門賞(仏G1)への出走が予定されており、今後の動向が注目される。
勝ったレッドロックスは、
父Galileo、
母Pharmacist(
その父Machiavellian)という血統の愛国産馬。06年の
BCターフ(米G1)で重賞初制覇を飾り、昨年は
ゴードンリチャーズS(英G3)を勝利。その後も世界各国を渡り歩いたが、G1では苦戦が続いており、今回が
BCターフ以来約1年8か月ぶりのG1制覇となった。通算成績19戦6勝(重賞3勝)。