96年朝日杯3歳S(GI)を勝った
マイネルマックス(牡14)が25日早朝、繋養先である北海道新冠町のビッグレッド
ファームで病気のため死亡した。
同馬は1か月程前より体調を崩しており、本日午前5時30分頃、担当者が馬房に様子を見に行ったところ、既に息を引きとっていたとのことです。
マイネルマックスは、
父ブライアンズタイム、
母サクセスウーマン(
その父ハイセイコー)という血統。96年8月にデビュー2戦目で初勝利を挙げると、函館3歳S(GIII)、
京成杯3歳S(GII)、朝日杯3歳Sと4連勝をマーク。同年の
JRA最優秀3歳牡馬に輝いた。その後は勝ち星から遠ざかっていたが、99年
クリスマスS(OP)で約3年ぶりの勝利を挙げると、翌年の
マイラーズC(GII)も制して重賞4勝目を飾った。通算成績40戦6勝(うち地方1戦0勝、重賞4勝)。
02年に種牡馬入り。初年度産駒の
マイネルマキシマムが佐賀で7勝を挙げているが、これまでに目立った産駒はおらず、07年に種牡馬を引退していた。
【ビッグレッド
ファーム 菅生雅貴氏のコメント】
「ここ1週間程、特に調子の悪い状態でした。回復を祈念していたのですが、残念です」
【中村均調教師(現役時の管理調教師)のコメント】
「今朝、訃報を聞きました。現役時代は、新馬戦(2戦目)から、GIII・GII・GIと4連勝する活躍をしてくれて、非常に思い入れのある馬でした。種牡馬としても、もう少し活躍馬が出ると良かったのですが。本当に残念でなりません」